食べ物と飲食店
昔と比べたら今のキヒヌの食べ物は少し違ってきました。海に囲まれた島の生活なので、魚の料理が多いですが、家ではよくパンを焼いたりします。週に決まった日に独特な料理を食べるのもかなり昔から続いた習慣の一つです。例えば、土曜日の夕食にポテトのマッシュを作り、オーブンで焼いた温かいパンを食べます。水曜日もまた野菜マッシュかおかゆを食べ、日曜日は必ずスープを作ります。婚約式や結婚式、子供の誕生の祝いやお葬式などの人生の中に大切なお祝いには、古い習慣に従っていつもおかゆを食べます。
キヒヌの人々の毎日の食事に重要なのは海の幸であり、様々な魚は多様な方法で作ったり食べたりします。一般的な家庭料理としてはニシン付きゆでジャガイモとフライパンで炒めたお肉だと言ってもよいでしょう。また、祝日の時のテーブルを飾るのはお肉とジャガイモの鍋料理であり、お肉のパイも必ず作ります。キヒヌの人はずっと昔からアザラシのお肉が大好きで、そのおいしいお肉は皮の剥いていないジャガイモと一緒に煮ます。スモークしたアザラシのお肉はかなりモダンな料理ですが、キヒヌの住民より島を訪ねる本土のお客の中で人気を呼んでいるらしいです。春の時期、カワアイサという海の鳥の卵を料理に使い、卵黄がとても黄色いためその卵をパンケーキに適しています。